NURO光の営業は、サービス開始直後から熱心に行われて来ました。もちろん今もです。
自宅への電話や訪問の営業、または様々な機会に勧誘を受けた方も多いのではないでしょうか。
目次
NURO光公式サイトも声明文を出すくらい悪質な勧誘がある
先日、NURO光公式サイトにこんなお知らせが掲載されました。
【ご注意】NURO 光コースご利用中の会員さまへ
インターネット入会勧誘トラブルについて(2017年9月更新)
公式サイトに掲載されるくらい、問題が表面化しているということです。
NURO光ユーザーを他光サービスへ勧誘するトラブル
具体的に見ていきましょう。
勧誘事例1
「NURO 光は割引が2年もしくは30カ月で終了し、それ以降は料金が高くなるため、回線を切り替えた方がいい」と言われた。
契約内容が変更になる、という切り口で攻めてくる手法ですね。これは契約内容を調べれば解決する問題です。
すぐその場で対処する必要はありませんので、落ち着いて確認しましょう。
勧誘事例2
「So-netもしくはNUROから依頼され、無料でONU・モデム交換を行っている」「ONU・モデムを交換するだけで料金が安くなる」と言われた。
『So-netから、NUROから依頼された』この営業トークはかなりグレーですね。うっかり信じてしまいそうです。
対面営業なら身分証を携帯しているか確認すること。聞いたことのない代理店名が記載されているはずですので、代理店名を控えてネット検索すれば出てくるはず。
また電話営業なら、一旦電話を切ってから、改めて自分からアクションを起こしましょう。
公式サイトを確認したりサポートセンターへ連絡して、言われた内容をオペレータに相談するといいですね。その際、かかってきた電話番号も伝えてください。
大事なのは、急かされてもその場で即決しないことです。
勧誘事例3、4、5
「NURO 光の料金より安くなる」と言われた。
「NURO 光のサービスがなくなる」、「NURO 光が勧誘事業者の回線に変更になる」、「今後NURO 光は勧誘事業者に統合される」と言われた。
「速度はNURO 光と同じ」、「NURO 光より絶対速くなる」と言われた。
「もっと安くなる」「もっと速くなる」は非常によくある典型的なメリットトークです。営業の基本中の基本ですね。
これも即決を避けて、落ち着いてから自分で確認すること。
NURO光の代理店から、「KDDIとSo-netの経営統合により電話とネットが自動的に切り替わります。電話料金が安くなります」と詐欺まがいの勧誘の電話がありました。
注意喚起をSNSやホームページでぜひともお願いしたい。#NURO光 @au_official— ENS (@ens_tyo) 2017年9月29日
「NURO光がなくなる/回線が変更される/他のサービスへ統合される」これらの真偽も、公式サイトを確認すれば一発で分かります。
勧誘に騙されない最善の対策は、
①即決しない。
②後で自分で確認する。
たったこれだけ。カンタンです。
まずは自分を落ち着かせましょう。(←これが最も重要です!)
ただ、これらの事例はいずれも『NURO光を利用している方を、他のサービスに変更させようとする勧誘』です。
つまり、NURO光の代理店ではなく、他事業者の代理店の勧誘です。
光回線には消費者保護ルールが適用される
☆総務省の必殺キャラクター:E-naviフレンズ
電気通信事業者や代理店には、契約前に料金や提供の条件を説明する義務があります。
- 説明義務
- 書面交付義務
- 初期契約解除制度
- 勧誘継続行為の禁止
総務省から発表された資料(PDF)によると、
「契約書面受領日等から8日以内に、契約解除を行う旨のはがき等の書面を発することにより、利用者の都合のみで契約を解除することができます」
とあるんです。つまり、契約を後から解除することが可能ですので、うっかり契約書にサインしたり申し込んだりしても、慌てる必要はありません。
こちらに相談窓口がありますので、強引に契約させられたら相談してみるのもいいかもしれません。
★電気通信サービスに関する困ったことがあった際の関係団体への相談は
一般社団法人電気通信事業者協会(03-4555-4124)
受付時間:月~金曜日10:00~17:00
★契約トラブルに関する具体的な相談は…
「消費者ホットライン」188(いやや!)(3桁電話番号)
※地方公共団体が設置する最寄りの消費生活相談窓口を案内します。
逆に、他社光回線ユーザーをNURO光へ勧誘するトラブルは?
逆に『無契約または別サービス契約中の方を、NURO光へ勧誘する』事例はありませんね。
でも、むしろこちらの方が気になりませんか?
NURO光へ勧誘する手口のあれこれ
公式サイトには載らない事例を調べてみると、
勧誘電話を断るのには自信があったが、nuro光の代理店からの電話に危うく引っかかりそうになった。いかにもau (うちはau光)がnuro光を扱うようになったのでお得なプランがあります、工事をさせていただきますと自分達がauパブリックであるかのような物言い。電話番号を変えなければ→
— あんるまゆ (@arulog1) 2017年9月11日
nuro光の勧誘が来た。回線の勧誘って嘘にならないが本当かというとぎりぎり本当みたいな勧誘をしてくるのが嫌。断って終わり。ファイバあたりの使用者が増えて速度が遅くなっているので乗り換えた方がいいとか。??光ファイバってそういう配線だっけ?戸建てだよ。
— 黒ずきん さっm (@krozkin) 2017年7月5日
nuro光から悪質な勧誘でニューロから乗り換えるよう促すのがいるからって注意きた。入るときも代理店の勧誘が悪質とか言われてnuro散々だねえ。nuro光自体はソニー子会社がやってるいいサービスだからキャンペーン時に公式サイトから申し込むのをお勧めする。
— レスポール大佐 (@metalzone13) 2016年11月22日
さんざんな評価ですね……。
さて、ここでNURO光代理店への不満をグチっても、悪質な勧誘が減るわけではありませんので、ちょっと視点を変えてみませんか?
代理店が強引な営業をかける理由は、インセンティブが高いから
ネットで「NURO光 営業職募集」で検索すれば、営業スタッフの募集は年中行われています。また、転職サイトを調べると営業職募集の案件が常に掲載されています。
それくらい、営業に力を入れているんです。それは、NURO光に限らずどの光サービスの代理店もやっていることです。
NURO光に限らず光回線の代理店は常に人材募集をしている
営業職募集の一例ですが、こんな感じです。
月収70万円ですよ!(笑)
思わずエントリーしたくなっちゃいますけど、仕事は間違いなくキツイです。
私もNURO光じゃありませんが、営業をやっていたから分かります。
ちなみにこの会社の基本給は20万円スタート。つまり50万円はインセンティブ。
収入例として、
経験2ヶ月:20件契約で、23万円+インセン30万円=53万円。
(1件成約すると1万5千円)
経験6ヶ月:30件契約で5万円✕30=150万円
(1件成約すると5万円/フルインセンティブ)。
あなたに営業をかけて契約をゲットしたらこの報酬です。強引な営業が後を絶たないのも分かりますよね。
NURO光は設備投資が莫大なため、少しでも早く加入者数を獲得する必要があった
NURO光が2013年にサービス開始してから約4年。So-netが、多額の販売奨励金を代理店に支払うことでサービス拡大に一役買ったのも事実です。
NURO光が最大2Gを可能にしたのは、それだけの設備投資をしたからです。提供エリアを関東地方限定にしているのも、まずは多数の加入者が見込まれる首都圏で利益を上げることが至上命令だったから。
NURO光の優位性は抜群ですし、メリットさえ知ってもらえば加入者は確実に増えるはず。だったら高額のインセンティブを餌に、ガンガン営業してもらえばいい、というわけですね。
とは言え、さすがにSo-net自身も、代理店には下手にトラブルを招くような行為はしてほしくないはずです(クレームを受けるのはSo-netですから)。
代理店の現場では1件成約すると、全員が拍手喝采する職場もある
私が数年前にフレッツ光のオペレータをしていた時のことです。
私の仕事は、NTTのホームページから申し込んだお客様へ連絡をして、契約内容の詳細を確認し工事日を決めることでした。
その時は、お客様へ直接連絡するのではなく、代理店に連絡をしました。
代理店経由で申し込まれた契約の中でも特殊な案件で、お客様本人ではなく代理店に連絡し、詳細を確認する流れになっていました。(そういう契約は少なくないです)
電話が代理店の店舗につながると、担当者様とやり取りし、お客様に代わって契約内容を詰めていきます。
その時でした。
電話口の向こうで突然、「ワアアアア!」と大歓声が起きました。
一体何事? とびっくりしたのもつかの間。
「おめでとうございまーす!」と誰かの叫ぶ声。続いて割れんばかりの拍手喝采。
何が起こったと思いますか?
代理店のスタッフが、貴重な一契約をゲットした瞬間だったんです。
つまり、誰かが契約を獲得したら、手の空いたスタッフ全員が祝福し(もちろん就業中ですよ)、職場を思いっきり盛り上げているんです。
他のスタッフも、次は自分がゲットするぞ!と頑張って契約を取ろうとする。
営業会社ならではのモチベーションアップ方法なんです。
代理店って、そうやって必死で一契約一契約を獲得しているんです。
決して強引な勧誘を正当化しているわけじゃないですからね!
代理店の中には真面目にやっているところもあれば、強引なところもある。それだけのことです。
総合的に検討すればNURO光公式サイトが最も安全でオトク
どこからNURO光を申し込むか。
・メリットとデメリットを検討する。月額料金、キャッシュバック、キャンペーン内容をきちんと把握する
→NURO光のスペックを完全理解したらコスパ最強の光回線だった!
・身元が明らかな、公式の窓口から申し込む
→NURO光キャンペーン対決ワンコインか3万円キャッシュバックか?
・落ち着いて検討し、工事日を決める
→(戸建て)NURO光・戸建て住宅への工事方法を完全解説する!
→(集合住宅)NURO光・集合住宅(3〜7階建て)への工事方法を完全解説する!
申し込むのはあなたです。じっくりと検討して、オトクなNURO光の開通を楽しみに待ちましょう。
また、過去に強引な勧誘を受けてうんざりした方も、これを機に、再検討してみてはいかがですか?
今ならお得なキャッシュバック&割引キャンペーン!
冷静にメリット・デメリットを比較してみれば、自分にとって最も必要な光回線が何かに気づくかもしれませんよ。
最後に:強引な勧誘に絶対負けない最善策2つのポイント
★その場で即決しない
★落ち着いて、後から検討し直す
上記の相談窓口もあることですし、冷静に状況を見定めて、賢くオトクにネット生活を楽しみましょう!
2 件のコメント
NURO光のホームページ記載のフリーダイアルから電話して
新規契約をしました
開通予定日を尋ねると今なら1ヵ月後に開通予定です
但し前後はします
と言われたので契約しました
2回目の工事予定の連絡がこないので開通センターに問い合わせ
未定です
新規契約の際に見込みも確定もソネットでは開通予定日など
日付は一切お伝え致しません
間違ったご案内です
半年から一年かかることもあります
↑
この「半年から一年かかることもあります」を契約時に
言えば殆どの方が契約しない
待てど待てど連絡がこないので再度電話
こちらの手違いで現在2回目の工事は未定です
理由は他部署との連携ができていませんでした
開通センターでは他部署のお客様の履歴など共有していません
↑
実に怪しい
なぜ履歴の共有ができないのか?
サポートデスク、開通センターは委託企業なのか?
新規のフリして電話すると最初に
「開通予定日を尋ねると今なら1ヵ月後に開通予定です」
と答えた方が電話にでた
確認すると本人は認める
協力会社ですと認める
サポートデスクも開通センターも
一度ボロがでると協力会社です
委託企業です
ここにはソネット社員はいませんということもある
ボロがでないと
ソネット社員です
委託企業ではありません
だったのに
別に委託企業の導入には問題ないのでは?
何故、嘘をつくのか?
ソネットの株主、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社の社員から電話がくる始末
普通、ソネット社員ならわかるけど株主の
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が
電話してくるのか??
今回の件、重く受け止め調査結果を書面にまとめ
謝罪の文面を送りますって言いだす
↑
本当にするのかな?
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社の本社の
電話番号知っているけどさ
かけて来た電話番号、サポートデスクの電話番号だけど?
サポートデスクは委託会社
業務契約はソネット
サポートデスクの電話番号、事業者名がソネットサポートデスク
だけど???
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社の本社にも
サポートデスクの電話番号を受け取りは可能ってことかな?
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社の本社って
所在地、品川でしょ?
私の知識不足かもしれませんがそんなことできるのか?
わかりませんけど
気持ち悪いのは
キャンセル(退会)しているのにサポートデスクから
電話が来て
「本来、会社として行っていませんがご迷惑をおかけして
いますので開通までWi-Fiをご提供します」
とのこと
って解約してからの勧誘ってしてもいいのか?
私の中ではダメだと認識していますけど。
コメントありがとうございます。
大変でしたね。お気持ちお察し致します。
私はソネットの内部の事は分かりませんのであくまで推測ですが、
他部署との連携ができていなかった、と白状していることからも、何らかの手違いが発生したのは間違いないようです。
> 理由は他部署との連携ができていませんでした
> 開通センターでは他部署のお客様の履歴など共有していません
この「他部署」とはおそらくNTTの事だと思われます。
NURO光の1回目の工事はNURO光の工事なので、ソネットが自分たちの社内の連携で進めることができます。
一方、2回目の工事はNTTが行います。
正確に言うと、「NTTが工事業者に依頼して」工事に行ってもらいます。
まず、ソネットがNTTへ「何月何日が工事希望日ですので行って下さい」と連絡します。実際はシステム的に依頼をかけるのでしょうが。
ここで、何らかのミス(またはシステムエラー)が発生したようですね。
履歴の共有についても、ソネットのデータベースとNTTのデータベースは別個なので、それを言ったのかもしれません。
確かにソネットとNTTは別の会社ですから、共通のデータベースを使う事はないでしょう。
ただしそれは言い訳に過ぎず、履歴を共有していなくても連携を取り合う事は可能なはずです。
ソネットの社員かコールセンター委託会社かと言う部分は、微妙なニュアンスの違いのように思えます。
コールセンター業務を委託された運営会社にとってはソネットは同じ業務(NURO光)を行う会社なので、ソネットのスタッフですと答えます。
でも厳密に言うと同一ではないため、詳細を答えろと迫られたら違う会社です、と答えるわけですね。
最初は1ヶ月でできますと言ったのに、今は全く未定です、などと言われて信用できないのは当然です。
ただ、2回目の工事が未定と言いつつも、連携ができていなかったのが理由なら、連携さえ取れば工事ができるとも言えます。
NURO光は解約されたんでしょうか?
退会であれば、まだ完全に解約した状態ではないと思うのですが。
お詫びのしるしにWi-Fiの提供を申し出てくれたり、書面で謝罪文を出すというところも含めて、事態を重く受け止めている事がうかがい知れますので、もう少し様子を見るのも一つの手だと思います。