NURO光には、テレビのオプションがありません。
【NURO光でテレビが見られるようになります!】
現在、日本国内での地上デジタル放送は、NTT東西のNGN網内でのみ電波送信を許可されているため、NTTのフレッツ光、またはコラボ事業者のサービスのみでしか見ることはできないのです。
そのため、NURO光(東海・関西エリア・愛知・静岡)を契約してさらにテレビを見たいなら、別の手段を検討する必要があります。
なお、ここで「テレビ」と呼んでいるのはいわゆる「地上デジタル放送」の事を指します。
ぐれ太
オレのスマホ、テレビ見られるぜ!
ちび太
れはワンセグだね。今言ってるのは、テレビはテレビでもフルセグのことだよ
ぐれ太
ん?どこが違うの?
「ワンセグ」は情報量を減らしてモバイル端末等で視聴するために放送されている、いわば簡易版の地デジです。
それに対し、通常の地上デジタル放送は「フルセグ」という呼び方をすることがあります。フルセグと言えば、テレビで見る普通の地デジのことですね。
目次
方法1:フレッツ光や光コラボを契約する→2回線分の月額料金が発生
テレビを見ることができるネット契約の代表がフレッツ光です。
NURO光以外の別の光回線(フレッツ光、または光コラボ)をもう1回線契約すればテレビを見ることができます。
しかし通常のネット契約をもう一つ契約するわけで、月額料金も二倍になります。
フレッツテレビならネット月額料金5,100円+フレッツテレビ料金の660円(NHK料金別)が上乗せになりますので、毎月5760円。
ひかりTVだと最低料金でも1080円+チューナーレンタル代540円で計1620円が毎月発生します。月額利用料金は毎月7380円。
しかも初期費用として、屋内同軸配線工事が19,800円(テレビ4台まで。さらに1台増えるごとに6,500円)、ブースター設置工事が12,000円。追加工事が不要としても、これだけかかります。
これでは、現実的とは言えませんね。
方法2:ケーブルテレビを契約する→CATV月額料金が発生する
光回線が普及する前は、テレビと言えばアンテナで見るかケーブルテレビと契約するかの二択しかありませんでした。
ケーブルテレビと契約してセットトップボックスを設置すれば地上波はもちろん、BSもCSも見ることができます。
テレビ好きな方ならいいかもしれませんが、見るのは地デジだけでいいよ、という方にとってはあまり賢い選択肢ではありませんね。
ケーブルテレビでテレビのみのサービスを契約しても、月額で5000円近くかかります。
2年間契約したら12万円近くかかるということですね。
どうしてもテレビを見たい!という場合、NURO光を諦めなければならないのでしょうか?
方法3:アンテナを立てて受信する→設置費用がかかる
一般的なテレビと言えば、地上デジタル放送です。いわゆる1〜8チャンネルの、普通のテレビです。
地上波のテレビを見る最も一般的な方法は、アンテナ受信です。
戸建てなら屋根の上にアンテナを設置する方法です。
地上デジタル放送のUHF波をキャッチするためのアンテナ。従来の、魚の骨のような形状です。
最近はデザインアンテナと呼ばれる、スタイリッシュなタイプも登場しています。通常タイプと比べると、数千円ほど金額が高くなりますね。外観にこだわりたい方はこちらがオススメです。
さらに、BSやCSを見たい方はパラボラアンテナを設置する必要があります。
地デジを見るのが目的ならパラボラアンテナなしでもいいでしょう。でもBSやCSを見たいなら同時にパラボラアンテナの設置も検討するといいと思います。
様々な業者に見積もりを出してみることをオススメします。
アンテナ設置費用:戸建ての場合
ネットで検索すると、アンテナ設置業者がたくさん出てきます。
順番に見ていきましょう。
条件 | 戸建て住宅に新規でUHFアンテナを設置、 パラボラアンテナなし、屋根の上に設置した場合 (特殊な追加工事がない場合) | ||
A社 | UHFアンテナ設置料金 ※壁面設置工事は別途 | 16,800円 | 計31,600円 |
ブースター (複数台のテレビ視聴を想定) | 14,800円 | ||
B社 | UHFアンテナ設置料金 | 15,000円 | 計30,000円 |
ブースター | 15,000円 | ||
C社 | UHFアンテナ設置料金 ※壁面設置工事含む料金 | 16,800円 | 計31,600円 |
ブースター | 14,800円 |
新規でアンテナを設置すると費用が発生します。
また、戸建てだと屋根の形状によっては「屋根馬」というてっぺんにまたがせる器具が使えない場合や、電波の入り具合によっては壁面に設置するケースもあります。その際、追加工事費が必要になります。
ただし、ネットでテレビを見る場合も月額料金が発生しますので、どちらにしても費用はかかるわけです。
最終的な3つの方法のトータル金額は、
フレッツ光 | CATV | NURO光+アンテナ | |
ネット月額料金 | 5,100円 | 5,200円 | 5,217円 |
テレビ月額料金 | 660円 | 0円 | 0円 |
導入工事費用 | 18,000円 | 5,000円 | 40,000円 |
アンテナ設置費用 | 0円 | 0円 | 約30,000円 |
契約事務手数料 | 800円 | 3,000円 | 3,000円 |
キャッシュバック | 0円 | 0円 | ▲30,000円 |
キャンペーン減額 | 0円 | 0円 | ▲40,000円 |
2年経過時累計額 | 141,860円 | 132,000円 | 約116,832円 |
一目瞭然ですね。
アンテナは一度設置してしまえばトラブルでもない限り、追加費用もかかりません。寿命も個体差があるものの、一度取り付ければ10年以上は保ちますから、その間の月額費用を考えたらこれが最善策と言えます。
アンテナ設置費用:集合住宅の場合
集合住宅だと、共同受信用のアンテナが設置されている場合がほとんどです。
立地条件によっては、難視聴地域でアンテナを設置しても地上波が受信できないエリアもありますが、地元のケーブルテレビから再送信を受けていてテレビ電波を棟内配線で受信できるはずです。
詳細は、建物オーナーや管理会社へ確認してみて下さい。
ひかりTV for NUROに加入できないならアンテナ受信するしかない
ひかりTV for NURO自体がまだまだエリア限定サービスなだけに、加入できなければそもそも意味がないことになります。
NURO光のネットのみ利用可能な方にとっては、アンテナ受信しか選択肢がありません。
ただ、数年以上使い続けるのでなければ、長年使い続けることを考えると、アンテナ設置が最もお得だと言えるでしょう。
2年経過後に、NURO光を別の光サービスに乗り換えるにしても、すでにアンテナを設置しているので追加でテレビオプションを負担しなくて済みます。
次回の乗り換え検討時に、「あーあ、またテレビのサービスがあるネット契約を探さなくちゃ。メンドクサイ〜!」となったり、下手にテレビ契約に制限されて条件を狭くすることもなく、広い選択肢の中から余裕を持って検討できるのもメリットと言えます。
もちろん、上記の条件を満たすには、きちんとNURO光の公式サイトから申込、キャッシュバックをもらう手続きを忘れずに行うことが必須ですのでご注意を!