NURO光forマンションの導入記録・その2です。
前回はこちら。ある日自宅のポストに入っていた営業チラシを見ると、NURO光設備導入のお知らせでした。
半信半疑でありながらも、物は試しと申し込んでみました。
その続きです。
目次
導入工事の連絡〜宅外工事日をひたすら待つ
時が過ぎ去るのは早い。
気がつくと、もう2ヶ月が経過しようとしていた。
そう、あまりに時間がかかったため、NURO光のことをすっかり忘れていたのです。
いや、完全に忘れていたわけじゃないけど。
1月中に工事してくれたらいいなー、とは思ってましたが、案の定全く音沙汰なしでした。
2月に入ったある日。
建物入口の掲示板に、張り紙が貼られていたのです。
「設備導入工事のお知らせ」
……ついに来たか!
待っていたぞ。導入工事だ。
チラシをよく読んでみる。
工事日は指定した日に行うというよりは、5日間のいずれかの日に実施するらしい。その後、導入工事がある。工事が2回あるということだろうか。
・回線工事作業 令和2年2月17日(月)〜2月21日(金)
・導入準備作業 令和2年2月22日(土)〜2月27日(木)
これはどういうことだろう?
分かりました。
NURO光forマンションのパンフレットを見たら、説明が載っていました。
これは建物内に設備がない場合に行う作業のことですね。
このイラストの左側、電柱から建物の側面に「MDF」とありますが、この箇所が建物によって違います。
比較的大きなマンションだと、MDFは部屋になっていて、建物内のどこかに設置されています。ほとんどは1階です。そこにネット系、電話系、その他電気系統の機器が収容されています。
うちのように小規模または築年数の古い建物は、部屋はなく、壁に箱が取り付けられています。あるいは直付けで機器がむき出しのままだったり。ボックスすらない場合もあります。
マンションなどでMDF室がありすでに設備が導入されていれば、宅外工事は1回で済む。
私が住む建物には、設備は未導入。
NURO光の設備がない場合、それを設置する必要があります。
それで2回、宅外工事があるということだったのですね。
分かりやすくするために、1回目の宅外工事と、2回目の宅外工事として説明していきます。
宅外工事:1回目【回線工事作業(NTTの工事)】
まず初回。これはNTTが行う工事です。
さて、どんな工事を行うのか。楽しみですね。
初回工事が1週間の間のどこかで行うということだが……困りました。
この工事で何をするのか知りたい。
作業を見守りたいが、問題は「いつ行うか」です。
私が不在の日に行ってしまう可能性もあります。そうなったら工事を見物できないぞ……。
この期間に突入してからは、毎日外の様子を眺めて観察する日々です(笑)。今日は来るかな〜、まだかな〜と。
初日……来ない。
次の日も……、そのまた次の日も……。
まさか、最終日までお預けか?
その通りでした。
何と最終日にやってきました。運良く私も仕事が休みの日でラッキー!
というわけで、朝から待機。
★
来ました。
気がつくと何やら外で音がしている、と思ったら!
すでに開始してるがな!
しまった……!
慌てて外を観察しに行きました。
建物の外壁側面に、金属のボックスがいくつか設置されています。これらは既存のものです。表面を見れば、フレッツ光だのKDDIだのと社名が記載されています。
その中の一つで、工事担当者の方が作業をしていました。
写真も撮らせていただきました。
(お仕事中にごめんなさい……)
おっと、これはチャンス。そう思った私は、ちょっと話しかけてみることに。
「すみません、NURO光の工事ですか?」
担当の方が
「あ、はい」
と答えてくれました。
NTT側の工事を行っているとのこと。
電柱から光ファイバー線を引き込み、外壁まで持ってくる作業だそうです。
電柱から線を引いてくる作業は、残念ながら見逃してしまった……。
ついでにボックスの中まで撮らせていただいちゃった。
お邪魔してすみません。ありがとうございます。
なるほどねー。
といっても単なる光ファイバー線を接続するところまでの工事だったので、それ自体はそんなに珍しいものではない(自分基準ですが)。
おそらく全部で、1時間少々かかっていたと思います。
また、脇の電柱近くにはバケット車も停車中。
ガードマンが一人、立っていました。
光ファイバーケーブルは、バケット車の背後の電柱から引っ張って来ています。建物に直接引き込まれているケーブルは、見切れているので写っていません。いや、ほんのわずかに写っているか(向かって左側手前に建物があります)。
ちゃんとクロージャ(電柱の水平に電線が走る脇についている、黒い横長の箱みたいなやつ)は見えますね。
まあNTTとしては、建物まで線を持ってくれば作業は完了です。
回線工事作業は、無事終わりました。
この次は、NURO光側の作業だ。
宅外工事:2回目【導入準備作業(NURO光の工事)】
2回目は、建物内の集合装置に当たる部分までの設備構築工事です。
気になるのは、どんな作業を行うかです。どこを通ってどんな風に配線するのか。事前に予想してみます。
うちの建物の場合、外壁に這わせるようにして配管ルートが3本ほど設置されています。
これは後付けでつけられたものですね。古い建物なので、インターネット用の設備は建築時はありませんでした。そのため、外壁を通して各戸へ分配するのだと思います。
ただし完全に外壁のみで各戸へ配管するわけではなく、途中からは壁内配管を利用すると思われます。
NURO光forマンションの導入用パンフレットを見てみましょう。
この図でいうと、左側の部分の〈 1 〉。ダークファイバーを共有スペースまで引き込みます、というところが1回目の工事ですね。
じゃあ2回目はどこかというと、〈 2 〉。説明文に、
マンションのMDF等共有スペース内・中間層のEPS共有スペース内にスプライスBOXを設置します。
とありますね。
うちの建物は、MDF室はないけどそれに相当するボックスはあります。またEPS共有スペースと呼べるほど立派な構造部はありません。
(まあこれも呼び方の問題であって、それに相当する壁内配管はあるようです。次回ご紹介します)
『スプライスBOX』という機器を設置する、とありますね。
これは何でしょうか。NURO光の集合住宅用設備のようです。
つまり、2回目の『設備構築工事』とは、これを設置する工事ということですね。
前に触れたとおり、この2回目の工事は私が不在時に完了したようで、直接見ることができませんでした。
気がつくと、2階部分の壁面に、プラボックスが新設されていました。
どうやらここに、スプライスBOXが収められているのではないでしょうか。
左寄りに取り付けられた、プラボックス。これは今回の工事以前はありませんでした。
右側の配線がごちゃごちゃしているのが、既存のネット配線なのです。
さすが築四十数年、年季の入った、実にワイルドなMDF(笑)
そう、間違いなくここにスプライスBOXとやらが収められている……。
うーん、見たい。だが見られない。
次の工事の際に見られるかな……。
余談:提供判定ページにはまだ反映されておらず
2回目の工事が終わった当日の夜に、NURO光forマンション・公式サイトにアクセスして、導入済み・物件検索のページから自宅を検索してみました。
さすがにまだ反映されておらず。私の自宅建物は出てきません。まあそりゃそうだ。
開通センターと話した際に、工事完了後1週間ほどたってから宅内工事の予約が可能になる、と言われた記憶があります。
そのくらい待てばSo-netさんのシステムに反映されるということなのでしょう。
(この後の宅内工事前日にも物件検索してみたんですが、さすがにその時は出ていました)