今回は、NURO光の導入記録を紹介します。
実は我が家は、NURO光提供エリア内であるにも関わらず、NURO光を申し込むことは事実上不可能だったのです。
So-netの提供エリア判定のページで確認しても、一見導入可能と『○』が表示されるのですが、実際には建物の設備が整っていなかったため、申込み不可能でした。
ところが!
驚いたことに、NURO光の代理店から提供開始のお知らせが飛び込んできたのです!
そんな馬鹿な、と言いたいところですが、半信半疑で提供エリア判定を行うと、近隣の棟はなんと導入可能と出ている。
しかも、それは『NURO光forマンション』だったのです。
NURO光のマンションタイプと呼ばれる「NURO光forマンション」ですが、実際の工事の様子は通常のNURO光とほぼ同じですので、これから申し込みを検討している方には大いに参考になるかと思います。
まあ、NURO光の爆速が利用できるなら、この際なんでもいい。というかむしろマンションタイプの方が、料金が安いので大歓迎です。
代理店からのキャンペーン施策は、基本キャッシュバックもなし。ちょっと残念ですが、これは仕方ない。月額料金の安さでカバーしていると考えることにします。
まあそんなわけで、通常のNURO光とはちょっと異なりますが、NURO光であることに変わりはありません。そこで、今回、私がNURO光を導入するまでを実録で追っていきたいと思います。
みなさんがNURO光を検討する上で、何らかの参考になれば幸いです。
目次
NURO光forマンション・導入前の状況
我が家は長らくVDSL方式の設備で光回線を利用していました。
集合住宅で築年数が古く、もはや光配線方式は導入が不可能な物件だったのです。
ご存じの方も多いと思いますが、光ファイバーが自宅内へ直接引き込まれ、機器までつながっている「光配線方式」なら、1G以上の通信速度が契約できます。しかしアナログの電話線を利用した「VDSL方式」だと、それは不可能。
なので、仕方なくフレッツ光やauひかりを利用していました。回線速度はフレッツ光時代、auひかり時代共に100Mです。直近までauひかりを利用していました。
肝心のネットの速度は、実測値でも平均して数十Mbps程度でした。時間帯にもよるので一概には言えないのですが、低い時だと10M前後で、最も快適な時で70Mくらいだったでしょうか。
フレッツ光時代は混雑時と閑散時の差が激しいという印象でした。auひかり時代に移行したら、フレッツほどじゃなかったですが、やはり混雑する時間帯は遅く感じていました。
土日祝の昼間〜夜にかけては、かなり速度低下が見られましたね。
典型的な住宅地の傾向です。
だから、NURO光の2Gなど、夢のまた夢だったのです。
NURO光のチラシがポスト投函され、申し込むことに
2019年12月某日。
さて、そんな我が家に時代のうねりが押し寄せてきました。
ある日、郵便ポストを見ると、中にチラシが。インターネットの導入のお知らせです。
よくあるチラシだったので、またフレッツ光か光コラボ系の営業チラシだろと思い、秒で捨てようと投げかけた途端。
『世界最速・業界最安の最新設備導入のお知らせ』
は?
うちはVDSLだから絶対ムリに決まっとるやんけ!
と憤ること数秒。なぜなら、NURO光は戸建てか、もしくは光配線方式が導入されている集合住宅しか使えないからです。
ボケが、ボケがぁーーーーーーッ!!!
くそ営業チラシめ、めちゃくちゃに破いて無駄に細かく裁断してくれるわぁーーーーッ!
と、そこで私は一瞬、固まりました。そう、大昔のマッキントッシュみたいに。
この文言を見て下さいな。
世界最速・業界最安の最新設備導入のお知らせ
……だと?
何を言ってるんだチミは。うちにはNURO光は導入などできんこと、とっくに分かっとるんだよ。
まさに「お前は何を言っているんだ」状態(画像省略)
こんなチラシ入れるなんて、どうせポスティング担当が間違ったんだろ、と信じられない。
しかし。
ここには『最新設備導入』って書いてあるぞ。
まさか。まさかな……。
しかも、「NURO光forマンション」じゃないか。通常のNURO光を飛び越えて、いきなりforマンションかよ。
forマンションって、Mのためにって意味じゃん。
なんかすごくね?俺Mじゃないけど、なんとなくスゴいのは分かる(錯乱)
これは……騙されてみるしか、ない(笑)
一か八か、賭けてみようか、この企みに。
この時代の波に、乗ってみようか。
と、まるでハイテンションではしゃぐ反町隆史と竹野内豊のように、浜辺へ駆け出してみたわけです。そりゃ俺だって広末涼子になるわ(錯乱2)
★
本当に導入できる……のか?
まさか、ありえない。
信じられないのも無理はありません。なぜなら、私の自宅は築年数も古く、到底光ファイバー線を引き込むことなどできるはずがないからです。そもそもマンションでもないので、MDFもない。電話やネット回線の設備は壁付けの木板に直接設置され、ボックスすらないような原始的な設備。
今でこそ光回線全盛の時代になり、ようやく壁に密閉型のボックスが設置されるようになりましたが、電話の集合装置なんてもうむき出しです。
だからこのチラシも信用できなかったのですね。
とにかく、騙されたと思って申し込んでみました。
NURO光開通センターからの連絡、そして申込み完了
最初のアクションから数日後。
電話がかかってきました。NURO光からの連絡です。
まずは申込みの意思確認。私が申し込む意思を表明すると、次のような項目を説明されました。
・申し込み後3年以内に引っ越しの予定はあるか(ないと回答した)
・設備の導入工事があること
・大体2ヶ月ほどかかること(早ければ1ヶ月後にあるかもしれない)
・導入工事が完了してから宅内工事が行われる。その際に連絡します。
3年以上住み続けますか、と聞かれたのは、おそらく工事費に関連する部分でしょう。
すぐ引っ越してしまうのでは導入する価値がない。これは導入条件の「最低4名以上加入」の中にカウントするためかな。
あとは予想通りの説明ですね。
せっかく申し込んだのに設備導入が2ヶ月後か……。申込者の中には、待っている間に他へ気移りする人もいるのではないか。
ちなみに、私の住む建物は公営住宅であり、数十棟が立ち並んでいます。一部、すでにNURO光を導入済みの建物も。
NURO光forマンションのサイトから設備確認のページへ飛んで調べると、近くの別の棟はすでに導入済みだったりする。全棟が一斉に導入したわけではないのだ。自分の住む棟が未導入なのは、ちょっとショックだ。
これはどういうことだろう?
おそらく、希望者が一定数以上集まった建物から先に導入をしていったと思われます。私の住む棟は、まだ希望者が現れなかったということ。(それならもっと前にチラシが投函されていたのかも……)
うーん、もっと早い段階で、NURO光へ希望を出しておけばよかった。最初から諦めムードだったのかもと思うと、ちょっと悔しい。
(以下、つづく)
次号はこちら。