関西圏で展開している光回線サービスのeo光が2019年4月から、10ギガ及び5ギガのコースの提供を開始しました。
10Gクラスの光回線サービスといえば、東京とその周辺の一都三県、または関東地方の一部でしか展開していませんでしたが、ついに関西圏でも始まりました。
いよいよ1G超の超高速ネット回線が本格化し始めたと言っていいでしょう。
実際の10ギガの速さについては以下の記事が参考になるかと思います。
サービス提供開始時期は、2019年4月1日から先行予約を受け付けているようですね。
ぐれ太
eo光の「eo」って何だ?
ちび太
「eo」の「e」はeverybody、easy、enjoyを指していて、「o」はoptical fiber IP network(光ファイバー網)の略。つまり『誰でも簡単に楽しめる』インターネット接続サービスのことだってさ!
目次
eo光10G/5Gコースの料金・加入条件
まずは月額料金です。
10Gコース
通常5,937円/月 → 3,937円/月
5Gコース
通常5,419円/月 → 3,419円/月
※eo暮らしスタート割適用時
eo光10G/5Gコースの大きな特徴は、ホーム(戸建て)タイプとメゾン(小規模・低層階集合住宅)タイプのどちらも申し込み可能という点です。もちろん集合住宅は建物の設備が整っていることが条件ですので、エリア内だからといって今すぐ使えるとは限りませんが。
同等のサービスを提供しているauひかりホームX・Vは現状戸建てタイプのみが加入できます。eo光は集合住宅でも条件さえ合えば申し込めるというわけ。
これは強いですね。
eo暮らしスタート割
通常料金が設定されていて、そこから割引が適用されます。「eo暮らしスタート割」というキャンペーンが入るためです。
この割引は大きく分けて3つあります。
①10G/5G/1Gに申し込むと、月額料金を最大12ヶ月間、2,000円割引。
②eo光テレビ(スマートベーシック・スマートプレミアム)の月額料金を11ヶ月間、1,261円割引。
③以下の三種類の申し込みをした方を対象に、eo光ネット・ホーム/メゾンタイプの月額料金を12ヶ月間500円割引。
・eo電気、eo光ネット・ホーム/メゾンタイプを同時申し込み
・eo光ネット・ホーム/メゾンタイプを利用中で、eo電気の追加申し込み
・eo電気利用中でeo光ネット・ホーム/メゾンタイプを申し込み
①は月額料金の割引、②はテレビ料金の割引、③はeo電気への割引ですね。
割引されるのはいずれもネット料金からです。(テレビサービスは「eoスマートベーシック」「スマートプレミアム」のセット料金からの割引です)
簡単に言うとeo暮らしスタート割とは、「2年間は最低使います」と約束させられる代わりに料金を割り引くキャンペーンということです。
キャンペーン期間は2019年4月1日~6月30日です。おそらくよほど加入者が少なくない限り(大失敗に終わらない限り)は延期すると思われます。こういった施策が始まるときは、ある程度の加入者を見込んで始まりますので、大失敗に終わることはまず考えられないでしょう。つまりキャンペーンは当分続くはずです。たとえ一旦終了してもまた近いうちに再開するはずですので、じっくり条件面を検討する時間はあります。
ただキャンペーン内容が若干変化する可能性はありますので、前向きに検討しているなら、早めに決めてしまうのが最もおトクと言えます。
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3年目以降は即割・高速割(月400円引き)が終了するため6,337円/月になる
即割:最低利用期間中の月額料金の割引
3年め以降に割引がなくなりますが、その根拠として「即割」が非適用になることがあります。では即割とは何のことでしょうか?
eo光【ホームタイプ】【メゾンタイプ】加入時に、最低2年契約を条件に申し込む割引。利用開始月から月額料金が割引になる。
文字通り、「即、割り引く」という意味でしょうね。要するに「2年間の最低利用期間中の、月額料金からの割引」ということ。
ぐれ太
四の五の言わずにサッサと割り引きゃいいんだよ!
ちび太
まあまあ。オトナの事情ってやつだよ!
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高速割:10G/5Gコースで、2年間月額料金を400円割り引く
上記の即割はeo光のネット契約に対して適用される割引でしたが、高速割は10G/5Gコースのみ適用されるキャンペーンです。
10G/5Gコース【ホームタイプ】【メゾンタイプ】加入時に、2年間利用を条件に申し込むと利用開始月から2年間、月額料金を400円/月割り引く制度。
※1G、100Mコースは対象外。
※課金開始月から適用される。
なおeo光には、解約清算金という「解約金」制度があります。
高速割には2年の最低利用期間が設けられていますが、この2年以内に解約する場合、解約清算金(5,000円)が発生します。
※高速割のみを2年以内に解約することはできない。
※2年以内に速度の低いプランに変更した場合、高速割は終了し、解約清算金が発生。
つまり10G/5Gプランが解消された時点で5,000円の清算金が発生するということです。
逆に、1G/100Mから10G/5Gコースへアップグレードした場合は、高速割が適用され、別途工事費5,000円+事務手数料3,000円が発生します。
その他キャンペーン施策
最大速度10ギガ/5ギガに対応した多機能ルータを提供。有線ルータ機能は0円/月、無線ルータ機能は96円/月(税抜)のところ、12ヶ月間0円/月。
・10G/5Gコース申し込み者へ、商品券5,000円分
・他社からeo光へ乗り換えると、最大40,000円分商品券
・初期費用(標準工事費27,000円)が実質無料
10G/5Gコースの提供可能エリア
eo光10G/5Gコースは、各府県の提供エリアが公表されています。
(現時点では予定です)
ほとんどの光サービスは自分の住所を入力すると提供エリア内か提供外かの結果が表示されますが、これなら調べる前から提供エリア内かどうか分かります。
とてもきめ細やかな心配りですね。
大阪府の提供エリア
転載:https://eonet.jp/10g5g/index.html?cid=eo190004
4/1提供開始 | 大阪市(下記除く)、堺市、枚方市 |
5/1提供開始 | 大阪市天王寺区、浪速区、阿倍野区、住吉区、西成区 |
2019年度中予定 | 全域(能勢町を除く) |
京都府の提供エリア
転載:https://eonet.jp/10g5g/index.html?cid=eo190004
4/1提供開始 | 京都市(下記除く)、福知山市、宇治市 |
5/1提供開始 | 京都市南区、京都市伏見区 |
2019年度中予定 | 城陽市、向日市、長岡京市、八幡市、京田辺市、木津川市、 乙訓郡大山崎町、久世郡久御山町、綴喜郡井手町、 綴喜郡宇治田原町、相楽郡精華町 |
兵庫県の提供エリア
転載:https://eonet.jp/10g5g/index.html?cid=eo190004
4/1提供開始 | 神戸市、尼崎市、南あわじ市 |
2019年度中予定 | 姫路市、明石市、西宮市、芦屋市、伊丹市、加古川市、宝塚市、 川西市、三田市、川辺郡猪名川町、加古郡稲美町、加古郡播磨町、 揖保郡太子町 |
奈良県の提供エリア
転載:https://eonet.jp/10g5g/index.html?cid=eo190004
4/1提供開始 | 奈良市 |
2019年度中予定 | 大和高田市、大和郡山市、橿原市、生駒市、香芝市、葛城市、 生駒郡平群町、生駒郡三郷町、生駒郡斑鳩町、生駒郡安堵町、 磯城郡川西町、磯城郡三宅町、磯城郡田原本町、北葛城郡上牧町、 北葛城郡王寺町、北葛城郡広陵町、北葛城郡河合町 |
滋賀県の提供エリア
転載:https://eonet.jp/10g5g/index.html?cid=eo190004
4/1提供開始 | 大津市、彦根市、長浜市、近江八幡市、草津市、守山市、栗東市、 野洲市、湖南市、愛知郡愛荘町、犬上郡甲良町 |
和歌山県の提供エリア
転載:https://eonet.jp/10g5g/index.html?cid=eo190004
4/1提供開始 | 和歌山市 |
福井県の提供エリア
転載:https://eonet.jp/10g5g/index.html?cid=eo190004
4/1提供開始 | 大飯郡高浜町、大飯郡おおい町 |
価格もリーズナブルで1年間2953円~で、工事費無料で、商品券最大15,000円もついてくる!
まとめ:eo光10G/5Gコースは他の10Gサービスと比較しても優秀だ
eo光10G/5Gコースの提供エリアは、詳細地図を掲示していることからも、地域によって提供できるかできないかが細かく分かれるようです。
従来の光回線サービスは全国区レベルで準備を整え、国内のほとんど全域で利用可能になってから提供が開始されるのが一般的でした。ところが1G超の光サービスに関してはその常識が通用しません。
一つには、標準的な速度1Gのサービスが十分に普及しているからでしょう。10Gコースが使えなくても、1G(100M)なら使えるわけで、提供エリア外のお客様へも言い訳ができます。
そして、全国的に使える状況になくても、設備が整った地域から順次提供を開始していく。
基本的なインフラがすでに整備された中で、さらにハイエンドなサービスを求める一部のお客様へ提供する、ある種ラグジュアリーなサービスとして展開できます。
◯◯県の〇〇市は利用できますよ、と全域を提供エリアにできないのは、まだインフラが十分に整っていない現実を物語っています。
10Gのサービスを完全に整えるには莫大な予算と時間がかかります。日本全国で使えるように整えるまで待っていたら、いつまでたってもサービス開始できないでしょう。それなら、地域限定ともいえるeo光のような事業者が先陣を切って一部地域から始めてしまえばいい。
まずNURO光が10Gサービスを関東地方限定でぶちあげて、続いてauひかりも一都三県ですが10G・5Gホームタイプを立ち上げ、さらにNURO光が関西・東海・九州エリアへ拡販となれば、eo光もぐずぐずしていられないでしょうね。
もし近い将来、全国レベルの事業者(So-netやauひかり)に関西圏へ本格的に進出されては、eo光も面目丸つぶれでしょう。
非常に厳しい、超高速光サービス戦国時代の到来です。
私たちにとってはどんどん便利になっていくので、むしろ楽しみですね(笑)。
ただし、コスパを重視した光回線を選びたいなら、こちらを参考にしてください。
ぐれ太
オレも、可愛い子たちを簡単に楽しませる「eoぐれちゃん」って名乗るべきだな!
ちび太
むしろ、利用されるって言ったほうが正しいかも(笑)