光回線の契約数、初の3000万件突破も伸びは鈍化 MM総研調べ
ついに3月末時点で光回線サービスの加入件数が3000万件を突破したようですね。17年度の年間純増数は102.8万件なので、伸びは鈍化しています。
ぐれ太
オレっちのファンクラブも会員数3000万人が目標だぜ!
ちび太
まず一人目からだね(笑)
目次
ドコモ光とソフトバンク光だけで光コラボの7割を占める
そのうちNTT東西の占める割合は67.8%。その中で光コラボは54.1%。つまり全体の36.7%が光コラボの契約で占められている、ということです。
さらに、光コラボの中で首位を独走しているのがドコモ光。次がソフトバンク光。いずれも携帯とのセット割が功を奏したようです。
700社近い光コラボ事業者がある中で、この2社だけで光コラボの7割超を占める(光回線全体の25.6%超)というのですから、両者のメリットがいかに大きいかを如実に物語っています。
※ドコモ光+ソフトバンク光は推定
今の時代は、固定回線の光サービスだけで十分な魅力を発揮することができなくなっているわけです。
光回線のみでは「速い」だけしかメリットを伝えられていない現状を浮き彫りにしています。単純に料金を引き下げるだけでは、ユーザーには魅力を感じられそうにありません。
光電話はどうでしょうか。
今や音声通話はスマホや携帯で十分ですし、長電話はアプリで通話する方も多いのではないでしょうか。
とすると、光(固定回線)サービスで光電話を使う目的は、ほぼ料金の引き下げ効果を見込んでの加入者がほとんどと思われます。
また、最近はIPv6接続サービスを各社が導入しており、接続がより高速で安定すると話題を集めていますが、なぜ速いかと言えば実に簡単な話で、
「使っている人が少ないから」です。
IPv6(v6プラス、IPoE含む総称)そのものは高速化の技術ではありません。
IPv6(Wikipedia)
たとえるなら裏道のようなものです。この道空いてるよ、なんて情報はすぐ広がってしまいますから、渋滞回避したい人たちが押し寄せてくれば、じきにこの道も混み合ってくることでしょう。
今のところ問題ないとしても、利用者が増えれば必然的に混雑してくるのは間違いないですから、IPv6は混雑解消の切り札ではなく一時しのぎの施策でしょうね。
牛丼の安売り合戦状態の光サービス戦略は魅力をアピールできるのか
今の光回線サービスは「いかに料金を下げられるか、コスト低減が可能か」ばかりがセールスポイントになっています。
安売りは魅力の一つではありますが、何がなんでもこのサービスを使いたい、と思わせるような絶対的魅力ではないため、いわゆる顧客の囲い込みにはつながりません。もっと安いサービスが登場すればすぐにお客さんは別のサービスに移ってしまうでしょう。
こんな牛丼の安売り合戦のようなことを続けていて、果たして将来的に我々ユーザーにとってメリットとなるのか、疑問を感じざるを得ません。
NTTにせよ光コラボ事業者にせよ、体力を無駄に消耗して、結局設備投資もろくにできなくなり、光サービス全体の進化が止まってしまうことにならなければよいのですが……。
結局我々ユーザーは、指をくわえて見守るしかできないのですが。
ワイヤレス通信は次世代のネット回線サービスにはなりえない
ワイヤレス型固定ブロードバンド代替サービス(ポケットWi-Fiなど)が、一人暮らしの若年層に大人気ですね。
工事が不要なため許可を取る必要もなく、持ち運びができるので外出先でも使えるとくれば、使わない手はありません。
しかし通信速度はまだまだ固定回線には及ばないですから、どれだけヘビーに使うかで選択肢が決まってしまいます。
ライトユーザーならモバイル型の方がコスパは高いですし、オンラインゲームや動画を楽しみたいなら固定回線の方がメリットは高い。
最近、5Gと呼ばれる次世代のネットワークが話題になっています。実用化までまだ数年かかりそうですので、今すぐ使うことはできませんが、数年以内には出てくるはずです。
それまではADSL時代から光回線に移行する時のように、サービス自体の魅力が失われて、仕方なく使うような位置づけになってしまうのか。
それとも水道やガスなどのような基盤インフラ的存在になってしまうのでしょうか。
どうせなら、より魅力的なネットサービスが登場するのを待ち望みたいものです。
ぐれ太
どうしても欲しいのかい、ぐれちゃんファンクラブ会員番号1番が?
ちび太
君、友だちいないの?(笑)
ぐれ太
タダでもいいから入ってくれYO〜