ついにNURO光にも強敵が現れました!
圧倒的超速度を誇っていたNURO光以外にも、10ギガという超高速ネットサービスが始まります。
その名も『auひかりホームX(テン)』『auひかりホームV(ファイブ)』。
KDDIが提供している光回線サービス『auひかり』の上位版です。
さて、どのくらいスゴイのかじっくり解説していきましょう。
目次
auひかりホームX・VはNURO光の最大のライバル
世界最速・超ひかり、新登場
『auひかりホームX(テン)』『auひかりホームV(ファイブ)』とは、KDDI(auひかり)が2018年3月から受付を開始した光回線サービスです。
速度は二種類、10ギガと5ギガ
①最大10ギガの『auひかりホームX(テン)』
②最大5ギガの『auひかりホームV(ファイブ)』
ぐれ太
どこかで聞いたようなネーミングだな!
ちび太
どのくらい速いか気になるね!
現時点で、個人宅向けFTTHサービス市場(月額100ドル未満)において、上り下り速度が共に10ギガ(ベストエフォート)のサービス世界最高をうたっています。
提供エリアは東京・神奈川・埼玉・千葉の一部エリアのみ
NURO光よりさらに狭いですね。
さらに、適用条件として『戸建て、かつKDDIの自前回線のみ』ということ。
一部エリアという条件が、おそらく『KDDIの自前回線』に当たると思われます。
そもそもauひかりは、KDDIの独自回線で提供している光サービスですが、完全に独自回線というわけではなく、一部NTTの回線網を使用しています。
これは元々auひかりの前身が『TEPCOひかり』という東京電力の光サービスだったことも関係しています。
ご存知の方も多いと思いますが、日本の道路脇の電柱は、大きく分けて2種類あります。NTTが立てた電柱と、電力会社が立てた電柱です。関東地方なら、東京電力とNTT東日本ですね。
auひかりの光ファイバー幹線は、東京電力の電柱間に敷かれています。ただし完全に全国に張り巡らされているわけではなく、足りないエリアはNTT等のネットワーク網を利用しているのです。
今回の10ギガ、5ギガを実現するには、KDDIの独自網でなければ提供できないのでしょう。
しかも東京・神奈川・埼玉・千葉だけということは、対象者はかなり限定されてしまいます。
エリア自体も狭いのに、その上戸建タイプ(auひかりで言うと「ホームタイプ」)限定。
ところで、auひかりの戸建向けサービスには「ホームタイプ」と「ホーム(S)タイプ」があります。ホーム(S)こそが一部エリア以外の、NTTネットワークを利用したエリアのサービスです。
集合住宅住まいの方は最初から対象外ということですね。
ぐれ太
じゃあ4丁目のマンション・プードルハウスはダメなのか?
ちび太
マンションは対象外だよ。引っ越しするつもり?
ぐれ太
あ、うん、まあね……(ゴニョゴニョ)
ちび太
ふーん(何かあるのかな……?)
プロバイダは全部で5種類
2018年10月現在、利用可能なプロバイダは以下の5種類です。
月額料金は一年目5600〜6380円
月額料金は一年目、二年目、三年目と変動します。
(ずっとギガ得プランに加入しマイナス500円された料金。)
衝撃的なのは、5ギガプランの場合、従来の1ギガプランと同額になる点です。これはスゴイです。思い切りましたね、auひかりも。
しかし、ちょっと待って下さい。何か忘れちゃいませんか?
NURO光10Gより100円安い、auひかりホームX
世界最速NURO光にもさらに超速度10ギガプランがあります。
NURO光10Gの月額料金は6480円。
auひかりホームXの6380円という価格設定は、まさに対抗意識むき出しですね。
しかも1年ごとに料金を100円ずつ下げてお得感を出しています。これは手強いライバルの登場です……。
NURO光10G VS auひかりホームXを比較すると
ざっくりと比較してみましょう。
NURO光10G | auひかりホームX | NURO光2G | |
速度 | 10G | 10G | 2G |
月額料金 | 6480円 | 6380円 | 5217円 |
エリア | 関東・東海・関西 | 東京・神奈川・ 埼玉・千葉 | 関東・東海・関西 |
条件 | 戸建て・マンション | 戸建てのみ | 戸建て・マンション |
無線LAN | 標準装備 | +月額500円 | 標準装備 |
無線LANは500円追加です。
ただし、スマートバリューに加入するとその翌月料金分から無料になるようです。auケータイを持っていない人が無線LANルータを借りると、合計6880円となりますので、NURO光10Gの方が少しだけ有利になりますね。
速さ重視なら、auひかりホームX(10ギガ)
auひかりホーム1ギガに+780円追加で、速さが10倍にUP!
料金の内訳は、
ネット利用料が5100円、
電話利用料が500円、
高速サービス利用料(これが10ギガ分)が、本来1280円のところ、三年間限定で780円割引。
合計して6380円です。
なお、この月額利用料に、機器レンタル料金(無線LAN料金は除く)、ネット回線料金、プロバイダ利用料(au one netのみ)が含まれての料金です。フレッツ光と比べると、とても分かりやすいですね。
ただし、auひかりの料金は、この先がちょっと複雑になっています。
プランは3つに分かれており、
- ずっとギガ得プラン
- ギガ得プラン
- 標準プラン
があります。何が違うかと言うと、契約期間の違いです。
料金体系1:「ずっとギガ得プラン」
契約期間が3年単位で自動更新されます。更新月に解約しないと次の3年が自動更新され、途中解約すると解約金が発生します。
上記の6380円という金額は、ずっとギガ得プランを選択して「ネット+電話」の際の料金ですね。
そして料金が2年目に入ると100円割引になりますので6280円。
3年目は6180円になります。
では4年目は? 4年目以降は3年間限定の超高速スタートプログラム(-500円)の適用を外れますので、本来なら500円アップです。
ここでauスマートバリュー加入者限定で、4年目以降に-500円の割引が用意されています。この対象に入ると、4年目以降も6180円で利用できるのです。
ネット+電話 | ネット+テレビ | ネット+電話+テレビ | |
1年目 | 6380円 | 6880円 | |
2年目 | 6280円 | 6780円 | |
3年目 | 6180円 | 6680円 | |
4年目以降 | 6180円 | 6680円 |
ところが「ネットのみ利用」だと、auスマートバリュー加入者限定の割引はありませんので、+500円が発生します。
ネットのみ | |
1年目 | 5880円 |
2年目 | 5780円 |
3年目 | 5680円 |
4年目以降 | 6180円 (+500円含む) |
となりますのでご注意を。
auスマートバリュー加入者限定割引は、ネット+光電話サービス加入時の条件です。
このプランを検討中なら、光電話も同時に申し込んでauスマートバリューに加入すれば4年目以降もおトクな500円割引が適用されるので、魅力的ですね。
スマートフォンをauで契約中なら、前向きに検討しましょう。
超高速スタートプログラム:
高速サービスの解約やずっとギガ得プラン以外に変更している期間は割引月のカウントは継続しますが割引はされません。
auスマートバリュー加入者限定:
auスマートバリューによるauスマートフォンなどへの割引があった場合のみ、その翌月に高速サービス利用料を割引します。条件を満たさない月は割引致しません。
料金体系2:ギガ得プラン
契約期間が2年単位での自動更新です。更新月に解約しないと次の3年が自動更新され、途中解約すると解約金を取られます。
ずっとギガ得プランにはあった超高速スタートプログラムが、このプランにはありません。
2年目以降の100円ずつ下がる料金はなく、同じ金額が続きます。
料金 | |
ネット+電話 | 6980円 |
ネット+テレビ | 6980円 |
ネット+電話+テレビ | 7480円 |
ネットのみ | 6480円 |
ぐれ太
「ずっと」が取れたら、途端にシンプルになったな
ちび太
ホントだ(苦笑)
当然、auスマートバリュー加入者限定の割引もありません。ちょっと魅力に欠けますね。要するに、auとしてはオススメしていないという意味でしょう。
ご自宅がホームXの導入可能と判断されたとしても、このプランに入るのは正直オススメできません。
どれだけ速いのか試すために入ってみる、というなら別ですが。速いのは分かっているので、あとはどれだけおトクに使えるかが選択の基準になるのでは。
料金体系3:標準プラン
これはもう絶対にオススメできません。なぜなら、このプランにした途端、料金がぐんとはね上がってしまうからです。
標準プランのメリットは「自動更新がされない」というだけです。いつでも解約してもらってかまいませんよ、というものですが、その分月々の料金からはきっちりいただきます、というわけです。
要するに、解約することを前提に、毎月解約金を分割で支払っているようなものですね。
一応用意されてはいるけど、これは選んではいけないプランです。
ちなみにこれを選択していいのは、すぐに解約する予定がある方です。たとえば、1年以内に引っ越す予定があるとか。
戸建ての持ち家を引っ越す機会はそんなにあるものではないでしょうが、例外的にそんな方のために用意されているんですね。(ただ、引越し先でauひかりの同プランを使えるなら、契約解除料はかからないのですが……)
また撤去工事ができない場合は、設備が残ることにより発生する維持費相当が発生します。
料金 | |
ネット+電話 | 8080円 |
ネット+テレビ | 8080円 |
ネット+電話+テレビ | 8580円 |
ネットのみ | 7580円 |
超高速スタートプログラム:なし
auスマートバリュー加入者限定:なし
※ただし、ネット+電話(orテレビのどちらかに加入)の場合、auスマートバリュー対象です。
安さ重視なら、auひかりホームV(5ギガ)
安さ重視と言っても、速い部類の中での安さですから、auひかり全サービス戸建プランの中では、これがコスパ最強なのかもしれません。
なぜなら、
auひかりホーム1ギガと同じ料金で速度5倍に!
ついにauひかりが本気になったようです。攻めますね!
ぐれ太
男は積極的に攻めろってことか!
ちび太
攻め過ぎて失敗している見本がここにいるけどね(笑)
なんと、従来の通常の戸建1ギガと同じ料金で5ギガの速度が利用できるのです。これは驚きです。
料金体系を見ていきましょう。
料金体系1:ずっとギガ得プラン
ホームXで採用されていた超高速スタートプログラムがこちらでも適用されます。
※ホームVの料金表
ネット+電話
ネット+テレビ
ネット+電話 | ネット+テレビ |
|
1年目 | 5600円 |
|
2年目 | 5500円 |
|
3年目 | 5400円 |
|
4年目以降 | 5400円 |
※auスマートバリューは対象。
ネット+電話+テレビ
ネット+電話+テレビ | |
1年目 | 6100円 |
2年目 | 6000円 |
3年目 | 5900円 |
4年目以降 | 5900円 |
※auスマートバリューは対象。
ネットのみ
ネットのみ | |
1年目 | 5100円 |
2年目 | 5000円 |
3年目 | 4900円 |
4年目以降 | 4900円 |
※超高速スタートプログラム対象外。
※auスマートバリューは対象。
異次元のスピードを体験してみたい、でもできれば月額料金を抑えて使えればベストなんだけど、という方は、試しにこちらを検討してみるといいでしょう。
家族全員がネットをバリバリ使いこなしているなら、入って損はないプランです。
料金体系2:ギガ得プラン
2年単位の更新プランも、ホームXと同様、超高速スタートプログラムがありません。2年目以降の100円ずつ下がるサービスも適用されません。
料金 | |
ネット+電話 | 6,200円 |
ネット+テレビ | 6,200円 |
ネット+電話+テレビ | 6,700円 |
ネットのみ | 5,700円 |
以上が契約している限りずっと続きます。
※auスマートバリューはネット+(電話orテレビor両方加入時)対象。
料金体系3:標準プラン
言うまでもありませんよね。
料金 | |
ネット+電話 | 5700円 |
ネット+テレビ | 7300円 |
ネット+電話+テレビ | 7800円 |
ネットのみ | 6800円 |
なんと、ギガ得プランより割高になってしまいます。
まとめ1:10ギガか5ギガか?→速さと安さで決める
どちらを選んでも超高速を体験できることに変わりはありません。使用目的で選ぶよりは、予算で選べば間違いないでしょう。
極限の速さを楽しみたい→ホームX(10ギガ)
高速かつコスパで選びたい→ホームV(5ギガ)
まとめ2:料金プランはずっとギガ得プランを選ぶべき
3年単位の更新も2年単位も、大した違いはありません。要するに、他のネットサービスへ切り替えるのをいつ頃を予定しているか?ですから。
解約金のかからない更新月を狙っても、工事費が60ヶ月の分割(625円×60回)になっているため、分割が終了するのは5年後です。
つまり、解約金と工事費の両方を無料にするタイミングは6年後です。2年後に解約しても3年後に解約しても、どちらも工事費を払い終わっていないのです。
(工事費一括だと37500円発生するため、コスパが悪くオススメできません)
3年更新を1回更新して6年後に解約するか、
2年更新を2回更新して6年後に解約するか
の違いしかありません。
しかし6年同じ光回線を使い続けるのは、めんどくさい以外の理由では、このサイトではオススメしていません(めんどくさいもオススメはしませんが……笑)。
つい忙しさにかまけて新しいサービスの勉強を怠り、魅力の薄れた光サービスを使い続けてしまうのは仕方ありません。
でも、ちょっとの手間をかければ(そして工事の時間確保をすれば)もっとおトクなネット生活を楽しめる、そんな未来を教えてあげたい。
それがこのサイトの目的ですから。
結論としては、3年単位のずっとギガ得プランを申し込んで、途中、2~3年後の解約を視野に入れたネット利用をオススメします。
おトク度比較表
プラン別おトク度 | 速さ | 安さ |
ずっとギガ得プラン | ◎ | ◎ |
ギガ得プラン | ○ | ○ |
標準プラン | ☓ | ☓ |
その他の付帯条件
- 提供エリア内と判定されても、実際には適用できない場合がある
- 初期費用(工事費含む)は37500円を625円✕60ヶ月で分割支払い
- 解約に関しては、12ヶ月以内に高速サービスを解約すると、解除料2500円かかる。また解約・プラン変更した場合、解除料15000円発生。(更新期間除く)
- 無線LAN機能は月額500円。スマートバリュー適用時は無料。
詳細はauひかり公式サイトにてご確認下さい。
結論:auひかりホームX、Vに申込可能と判定されたら検討してみるといい
auひかりホームXとNURO光のどちらが優秀かは、まず適用条件を確認し、提供エリア判定で自宅が利用可能な場合に、初めて判断すればいいと思います。
NURO光にも10ギガプランはあるし、auひかりホームXが優勢になれば、おそらくNURO光側も料金引き下げなどの施策を検討するでしょう。その際に再検討するのがベストかもしれませんし。
実際に加入できる方は、auひかりも選択肢に加えて検討してみるといいでしょう。
【どこよりもお得なauひかりサイトはここ!】
なかなか強敵が現れたものですね。NURO光も2Gだからって、のんびりしていられないですよ。
ちび太
この前ユキちゃんとジュン君がデートしてたよ。あの2人付き合ってるんだよね
ぐれ太
ホエエエエ!(ショック)
ちび太
もちろん男なら攻めるよね?
ぐれ太
やめてぇーオレのライフはゼロよ!
ちび太
(……全部嘘だけど、面白いからそのままにしておこうっと)