今さらこんなニュースを聞いても全然驚かなくなりました。
NTT東日本のフレッツ回線が1200万契約を突破
2019年7月の時点で、ついに光コラボを含めたフレッツ光回線の総契約数が1200万回線を突破したそうです。
東日本だけの数ですので、東西合わせると単純にこの2倍近い数値があると思って間違いないでしょう。
この1200万回線のうち、光コラボが約770万回線を占めているとのこと。
つまり残りの430万回線が、まだフレッツ光を使い続けているということになります。
これを多いと思うか少ないと思うか。光コラボ事業が始まってからもう4年が経過し、そろそろ次の段階へ向かう頃でしょう。
この430万回線は、おそらく長年フレッツ光を使っていて変更するのが面倒だから継続しているか、または光回線の品質に興味がないか(法人回線も含めて)のどちらかでしょう。
遅いと感じるか、料金が高いと感じた人は、どうにかしたいと思って動き出すはずですからね。
今後NTTの回線が増加するか衰退するかは「5G」で決まる
この表をみても、圧倒的なNTTのシェアの大きさがよく分かります。
同時に、光コラボの件数の占める割合の多さ、そしてその光コラボの内訳は二大巨頭であるドコモ光、ソフトバンク光がほとんどを占めるという事実。
光コラボ事業は、3大携帯キャリアによるシェアの奪い合いから始まりました。
そして最後は、この3キャリア同士の削り合いで終わるのでは、と思えます。
そもそも光コラボの回線品質はフレッツ光と同等なのですから、商品そのものの魅力で売るというよりは、付加価値で推しているだけなんですよね。
料金の安さとか、オマケの魅力とか、副次的な要素で決まるわけです。
回線自体に魅力があるわけではない。この危うさを、業界はどう見ているのでしょうか。
この調子だと、5Gが本格化し始めたら、光回線は固定電話が携帯に駆逐されたように、ただ衰退するしかないのでしょうか。
本格的に5Gが始まったら、ゆるやかな減衰が起こるのか。
または、5Gの隆盛に合わせて相互作用で、固定光回線も伸びていくのか。
当サイトの予想では、当分5Gの出番はやってこないと考えています。
この予想が当たるにせよ、外れるにせよ、ここ2〜3年が光コラボ事業の節目であり、大きな変化の分かれ目のようです。