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光回線工事当日、時間変更したいと連絡が来るのはなぜ?説明しよう

3 min
工事の順番を検討する工事担当者

今回は、ちょっと珍しい光回線工事のお話をします。

光回線の工事は通常、事前に予定日と時間を決定し、当日にあなたの自宅に工事担当者が訪問します。

ところが、当日に予定時間より早く連絡が来て、
今から工事をしたいのですが、よろしいでしょうか?」
と連絡が来ることがあります。

確か訪問時間は午後だったはずなのに、午前中のうちに工事をしたい、と言うのです。
何が起きているのでしょうか?

今回はそんな珍しい事象を取り上げてみます。

なお、工事日すら決められず、工事ができないケースがいくつかあります。詳細はこちら。

工事日が決まっても、延期される場合もあります。

ぐれ太

ぐれ太

いやー、今日はデートが2件も入っちゃったよ。午前はリナちゃんと、午後はユナと。まったく人気者は困るぜ〜

ちび太

ちび太

えっ、確かその子たちは……(沈黙)

光回線の工事担当者は、近傍エリアを順番に回っている

極端な人工過疎地を除けば、工事担当者は一定のエリア内で、当日予定されている場所を順番に回って行きます。

もちろん、工事会社には複数の工事班がいるので、より近い場所の家をピックアップして一つの工事班に担当させるわけです。

たとえば、あるX県にZ町があったとします。
この日、ある工事班(チームリーダーが田中さんとして、田中班としましょう)が、5件の工事を予定していたとします。
こんな感じでしょうか。

工事予定の家へ訪問する順番

田中班が向かうお客様宅は、Aさん、Bさん、Cさん、Dさん、Eさんです。
それぞれ希望時間を調整して、訪問時間も決まっています。

なお、工事班の訪問時間は、大体以下のような時間帯です。

午前1:9:00~
午前2:11:00~
午後1:13:00~
午前2:15:00~
午後F:13:00~17:00

一番下の午後F(フリー)は、午後の空いている時間に訪問する時間帯です。空いている時間がなければ、最後に伺います。
それぞれの工事予定時間は以下の通りだったとします。

工事に訪問する各々の家の時間帯

訪問する順番は以下の通りです。

①Aさん宅
②Eさん宅
③Cさん宅
④Dさん宅
⑤Bさん宅

当日は、このように順番に回っていき、工事を行うわけですね。

工事班が訪問する順番が決定

工事が順調に行けばこの通りに訪問し、工事を完了させて、次の現場へ向かいます。

工事は常に順調に行くとは限らないため、臨機応変な対応が必要になる

ところがこの日、Eさんにアクシデントが発生したとします。
Eさんに急用ができて、出かけなければならなくなりました。

当然工事は中止です。
最初のAさん宅の工事が完了し、次のEさん宅へ向かいつつ、「これから工事に参ります」と連絡したところ、Eさんから「工事は延期して下さい」と言われてしまいました。

工事キャンセルが発生してしまう

困ったのは工事班です。

11時からの工事がなくなってしまいました。
工事班は、工事を完了させて初めて作業費用がもらえるのです。ところが工事ができなかったら、NTTから工事作業料金をもらえません。
予定がなくなったからと言って、急に別の工事が入れられるわけでもないため、空いた時間はただ待機になってしまいます。
つまり無駄な時間が発生してしまうのです。

ぐれ太

ぐれ太

仕事がないなら、ある意味楽でいいじゃんか!

ちび太

ちび太

うーん、でもただ待つだけじゃ、会社としてはキビシイよね……

そこで、残った工事の予定を確認してみます。
すると、あることに気づきました。

そう、Bさん宅がすぐ近くにあるではありませんか。
もし仮に、Bさんが先に工事をしてもいいですよ、と言ってくれれば、無駄な空き時間がなくなります。

工事時間を早めてもらう交渉を行う

そこで田中班は、早速Bさんに連絡してみます。

「本日午後から工事の予定でしたが、時間が空いたので、急遽今から工事に伺ってもいいでしょうか?」
もしBさんが、「はい、いいですよ」と言ってくれればラッキーです。

早速Bさん宅へ向かい、工事を済ませてしまいます。
あとは午後の工事予定の2件を回ります。

最後の15時からの作業が終われば終了ですし、余裕があれば工事会社からもう1件、作業を回してもらうことも可能です。

工事班は、効率的に動くために時々順番を調整することがあるんですね。

もしあなたが光回線の工事当日に、突然時間変更のお願いをされたとしたら、上のような状況にあるのかもしれません。慌てなくても大丈夫です。

もちろん、あなたの時間変更が難しければ、断っても問題ありません。その場合、予定通りの時間帯に来てくれるでしょう。

ちなみにこの後Eさんは、再度開通センターへ電話連絡して、工事日の再調整を行うわけですよね。
で、もう一度工事日を決めるわけです。

この後田中班は、最後の工事枠に空きができるのですが、その時間帯を使って、他の工事に行くことができます。または、別の工事班の作業がかなり遅れていて、予定時間をオーバーしている場合、手伝いに行くこともできます。
あるいは、ある程度調整がきく作業を空き時間に入れることも可能になります。
より効率的に進めることができるのです。

午後の作業に時間がかかる可能性があるかもしれないので、1件でも前倒しにできれば、午後は余裕を持って作業できます。

現場では常に予定外のことが起きますから、臨機応変な対応が求められるのですね。

工事業者とお客様である私達が、お互いに協力しあって結果、スムーズに工事が進むのであれば、それに勝ることはありませんね。

ぐれ太

ぐれ太

ヒィ~、午前はリナちゃんに焼き肉50人前を一気食いされて、午後はユナがカウンターの鮨屋で120貫も食いやがって、しかも全部俺が払わされた……(泣)

ちび太

ちび太

どっちも大食いYouTuberなの、知らなかったの?(笑)

ただし、光回線の工事は、私達の工夫次第でトラブルを防げる場合もあるんです。

お互い、気持ちよく工事を完了させられれば、これにまさるものはありませんね。

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